2極
相手を説得しようとする人がいます。
「相手に伝えたい」と思う心は「自分は正しい」この想いからきています。
説得は、相手も自分は正しいと思うから成立するので必ず対立が生まれます。
自我にとって「同じか、違うか」ということは一大事です。
そのため私たちはお互いの考えの違いに敏感です。
同じ考えの人といると安心しますが、違う考えの人はおしのけしようとします。
これが災いをもたらします。
他人に対して否定的なことを言ったりしたりしても、大脳は自分と相手の区別をつけることが出来ません。
そこが意外な盲点です。
大脳は自分も相手もひとつの存在だと見なすのです。
だから、ネガティブなことを話したり行為に及んだりした場合、
自分にした時と同じように、あなたの体はストレスや不安、疑いや嫌な反応を示します。
あなたも他人から拒絶を体験するようになるのです。
そのような否定的なことが続くと、身体にストレスや慢性的な不快感を引き起こします。
どうして考えの違いに敏感になると思いますか?
答えは、
あなた自身が他人からの拒絶を恐れているからです。
しかし、拒絶の恐れは妄想に過ぎないし考えの違いに正誤や優劣はありません。