選択
人間は「現実」と「妄想(想像)」を区別します。
しかし、この二つの間に大きな違いはなくて、リアリティを持って知覚しているかどうかの違いしかありません。
この二つを区別しているのは脳の中にある潜在意識です。
「現実」は「物質」と「状況」という目に見える形があるため強い印象があり、
また過去の記憶パターンでもハッキリと分類できますが、
「妄想(想像)」はイメージの中の存在で、目に見える形がないためリアリティが沸かないからです。
現実は自分の外側、妄想は内側という違いはあれ、いずれも曖昧な存在の量子でしかありません。
だとすると、意識がない間に見るリアリティのある「明晰夢」や「臨死体験」、
さらに、意識のある瞑想中に見る「白日夢」や「幽体離脱」も、変わりはないといえます。
なぜ人間はリアリティを感じる「現実世界」を設定しているのかというと、退屈しのぎあるいは学びため、他人と共有できる 共同幻想の場 が欲しいからです。
だから観念で「神」を設定している人は「心細い」「心の支えが欲しい」からといえます。
このように現実とは曖昧なものなので「妄想」との質の違いはありません。
だから幸せになりたいときは、様々な条件を付けずに
「今、このままで幸せになんだ」と
リアリティを実感し、確信することが大切です。